Museon （ムーセオン／科学技術・人類学博物館）

　個人的に、展示内容も展示手法もかなりツボなミュージアムでした！体験型（ハンズオン）の展示が多く、言葉がわからなくても、大人も子どもも手や体を動かしながら楽しみ、学べます。

　2階の常設展では、地球の歴史から人類学、自然環境、新エネルギーや食糧問題など、一見するとかなり幅広いジャンルの展示が散らばっているよう。でも実はこれ「地球で生きる人類」がテーマなんです。人類が住む地球について、そしてこれからも住み続けていくためにはどうしたらよいか、という問いがこのミュージアムの伝えたいところ。いわゆる持続可能な社会、SDGｓといった、最近の教育現場でも大切な視点に触れることができます。でも内容ごとにコンパクトにまとまっている展示なので、どこから見ても楽しめるし、全部を体験できなくても、また次回あれを見てみようという気軽な楽しみ方ができそうです。

　そして1階は企画展コーナー。だいたい年に1回内容が変わるようです。最初訪問した時は宇宙旅行展、2回目はÖtzi the Iceman（アルプス山脈で見つかった5300年前のミイラ）でした。どちらも最新の研究内容をふんだんに盛り込み、体験型展示も多く、企画展だけでもかなり長く滞在してしまうものでした。

　隣にはIMAXのドームシアターがあり、自然ドキュメンタリーや科学系の子供向け映画などを上映しています。また同じ建物の並びには、デンハーグ市美術館もあります。 日本大使館からも近いところにあるので、ハーグに行く際にはぜひオススメしたいミュージアムエリアです。